株式会社ライフブリッヂ 社員ブログ

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中学受験の面接対策! 備えておきたい質問と対策方法

中学受験に合格するためには、筆記試験だけでなく、面接に対しても万全の準備をして臨まなければなりません。適切な準備をして、子どもの魅力を最大限に面接官に伝えましょう! では、どのような対策を練り、備えをした上で面接に挑むべきなのでしょうか。

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まずは押さえておきたい入試面接マナー講座

第一印象は、その人の好感度をほとんど決めてしまう重要なポイントです。どの子どもも良い第一印象を面接官に与えたいと思っていながら、中には緊張のあまり失敗してしまうこともあります。ここでは、子ども一人で受ける面接の、入退室の仕方と挨拶のタイミングをお話しします。

【入退室の際に押さえるべきポイント】

  1. ドアをノックし、相手からの許可をもらうまで開けないこと。「どうぞ」と言われたら、ドアを開け、「失礼いたします」と挨拶をした後に、一礼する。
  2. 面接官に背を向ける形でドアを閉める。焦るとドアが勢いよく閉まることがあるので、ゆっくりと閉める。
  3. 面接官の方を向き、背筋を伸ばしてから一礼をすること。姿勢よくゆっくりと歩き、椅子の横に立ち、面接官の指示を待つ。
  4. 座るように言われたら、「失礼いたします」と言った上で座る。
  5. 椅子の背もたれには背を付けず、背筋を伸ばして、両手を膝の上に揃える。女子は両手を重ねること。
  6. 「これで面接は以上です」と言われたら椅子から立ち上がり、イスの横に移動して「本日はありがとうございました」とお礼を述べる。
  7. ドアまで歩き、ドアの手前で面接官の方に身体を向け、「失礼いたします」と挨拶を述べて一礼。
  8. 退出の際は、ドアが音を立てないように注意して閉める。

面接時に良く聞かれる質問とは?

実際の面接では、主にその学校を志望する理由について聞かれますが、そのほかにもいくつかの質問がされます。具体的には、以下のような質問をされることが多いでしょう。

1.志望理由について

簡潔に、かつ要点を絞って面接官に答えます。その際、おどおどせずにいつも通り落ち着きながら、相手の目をしっかり見て答えることが重要です。
志望理由は面接本番までに、面接のプロ、例えば家庭教師や塾の先生も交えてじっくり話し合い、ある程度シナリオを作っておきましょう。繰り返し声に出して練習することも忘れずに。

2.当日の入試出来ばえについて

入試日と同じ日に面接を受ける場合、試験の出来ばえについて聞かれることがあります。その際には、試験について自分が感じたままに答えましょう。ただし、たとえ試験の出来具合に自信がなかったとしても、ネガティブになりすぎてはいけません。例えば、「国語の自信はありませんが、算数は勉強したことを発揮できたと思います」といったように、できなかった科目だけでなく、よくできた科目もあわせて伝えると良いでしょう。

3.将来の夢について

聞き手に伝わりやすいように具体的なストーリーを作って話すと良いでしょう。
例えば、「私は大学を卒業したらアメリカの○○大学に留学したいです。そして、そこで○×を学び、日本に帰国し、アメリカで得た知識を活かして○△のような仕事をしてみたいと思っています」といったように、丁寧に話すことで面接官に夢が伝わりやすくなるでしょう。

上記の3つ以外に面接で聞かれやすいこととして、得意な教科、不得意な教科、小学校時代の思い出、趣味や特技、長所や短所、入学したら入りたい部活などが挙げられます。それぞれの質問に対して、答えをしっかり用意しておきましょう。

注意する点としては、決まり文句を答えとして暗記しないことです。
例えば、「趣味はなんですか?」という質問に対し、「体を動かすのが好きなので、サッカーです」という短い一言で終わらせず、「サッカーが好きです。××歳からずっと続けてきた趣味で、どんなときでも夢中になれるところが大好きです」といったように理由を添えて、面接官が人物像をイメージ出来るような回答を心掛けましょう。

面接の対策方法

面接に慣れていないと、どうしても本番で緊張してしまい、思ったことをうまく話せなくなってしまいます。そのため、本番までに何度も練習を重ねることを意識してください。
その際には、家庭教師など家族以外の第三者を交えて練習を繰り返すようにしてください。親や兄弟姉妹相手に練習をすると、どうしても緊張感に欠けてしまいます。 繰り返し練習することによって面接の流れを身体で覚え、質問に答える際のしっかりとした発声や目線などを習得できるでしょう。

面接は、子どもと面接官の顔合わせではなく、立派な試験の一環です。真剣なテストだと認識し、合格するためにはどのような対策を取れば良いかじっくり考える必要があります。塾や家庭教師の先生と模擬面接をする、書店にあるような対策本を読んで参考にする、インターネットで受かりたい中学の傾向を調べるなど、出来る限りの下準備を惜しまないようにしましょう。